京都 大切な人を亡くした若者のつどいば 2018年10月21日

 こんにちは。京都つどいばファシリテーターのこうのあゆみです。
すっかり朝晩は冷え込み、ひんやりとした風を日中も感じる季節になりました。
 私は初めて京都のつどいばに参加者として足を運んだのはこの時期だったと記憶しています。当時は肌で寒さを感じると、なんとなく気持ちも沈んでいくことや、身体もいつも以上に不調を感じることが多く、苦手な季節でした。もちろん今でも調子を崩すことはありますが、以前よりは和らいできているなぁという感覚です。寒さに備えてたっぷりとセルフケアをしていきたいと思います✨

 2018年10月21日の京都つどいばは明覚寺さんの会議室が会場となりました。
この日も朝は寒かったのですが、暖房の活躍でぬくぬくとあたたかな空間でつどいばを開くことが出来ました。

 はじめにつどいばで安心して過ごせるように「つどいばで大事にしていること」を共有し、互いを知り合う時間を持ちました。その後グリーフワークとして今回は粘土を使ったワークを行いました。

私は初めて使用させてもらったのですが、この木かる粘土は名前の通り木が原材料なんです‼また自然に近い素材を感じることで、より深い部分を刺激されるのだそうです。
私もコネコネしながら、その感触を味わいながらも、自分自身の抱えているグリーフを表現しました。

それぞれ作品を作った後にシェアをする時間がありますが、作品について話をしても良いし、やってみた感想を話しても良いし、話さなくても良いという形を作っています。その後グリーフをふりかえり、互いに聴きあう時間を過ごし、あっという間にお昼の時間になりました。

(お昼ご飯はいろいろなお話をしつつ、美味しいごはんを食べてセルフケア♡)

 ご飯も食べて、お日様にも当たったので、まどろみの世界に行きたいところでもありましたが、みんなで身体ほぐしをして、少し目覚めました😲

 そして午後はいっしょに次の一歩を探る当事者ミーティングを行いました。
当事者ミーティングは今抱えている悩みや、課題、整理がつかないものをまず外に出してみることで、自分のなかにあるものを客観的にとらえることができます。その出した中から、この場で話をしてみたいことをテーマとし、それぞれ出し合い話をしていきます。

 テーマを出した方は簡単に説明をし、その後他の参加者がそのテーマに対して具体的に自分事として考えられるように質問をしていく時間をとっていきます。質問を受けることによって自分のなかのものが整理されたり、新たな視点に気が付くこともあります。
次に解決に向けて他の参加者さんが自分事として問題を考え、とにかくアイデアを出していきます。そしてテーマを出した方は自分に必要だと思うものだけ持ち帰ってもらっています。

 最後にクロージングを行い、10月のつどいばを閉じました。

 私は最初につどいばに参加して数年間は何度も足を運んだのですが、私のなかに「こんなに行っても大丈夫なのかな?」という心配もありました。つどいばでは“まま”にいることを大事にしているのですが、振り返ってみると私は“まま”でいることがなかなか難しかったんだな、と思いました。
もし行っても大丈夫なのかな?という思いを持たれている方がいたら、安心して参加してもらえたら、と思います。自分のタイミングで、自分の“まま”で過ごしてもらって大丈夫です。

 初めてだけれども参加を迷われている方も、また参加しようかと思われている方も、絶対参加しようと決めている方も、いっしょにひと時を過ごせたらと思います。

(京都つどいばファシリテーター こうのあゆみ)