10代、20代で大切な人やものをなくしたら、どんなことが起こるだろう・・・
どんな風に声をかけるのか 私には何ができるのか
一緒に 考えてみませんか?
【若者のグリーフサポートと講座への想い】
“大人や子供にはあるけど、若い世代の場がない”
大切な人を亡くしたときに、心身のバランスを崩すことや、環境や経済面の影響、家族の役割や関係性の変化など、たくさんの困難があります。そのなかで、若い世代は進学や、就職、結婚などの節目も迎えていくことになり、とても大きく揺らぐことにもなります。
大切な人を亡くした遺族会などの団体は、配偶者を亡くした年配の方達が多い場や、子どもを対象にした場は多くありますが、若い世代を対象にした場はほとんどありません。
“同じような経験をしている人同士がつながり、想いを共有する場”
若いときに大切な人を亡くし、
周りには同じような経験をした人がいない、
話したいけど、話せない、
話してみたけれど、受け止めてもらえなかった、
なんだか苦しい、
これからどうなるのか
リヴオンの代表の尾角光美は19歳の時に自殺で母を亡くし、あしなが育英会での遺児のつどいのなかで、「自分を責めてもいいよね」という他の遺児の言葉に出会ったことや、国内外での遺児たちのグリーフケアの活動に携わってきました。
同じような経験をしている人同士が出会い、亡くしたことや、さまざまな想いを表現し、共有する場や、つながりがあることで、少し抱えやすく歩んでいけるのではないか
そんな思いから、つどいばを開いています。
“若者へのサポートの輪を広げたい”
ヤングケアラーや子どもの貧困、さらにコロナ禍において、DVや、いじめの問題などが顕著となっています。死別に限らず、同じように苦しみを抱えている若者がたくさん溢れているなかで、もっと多くの若い人に届くようにしていきたいと思い、活動をしてきています。
どうしたら多くの若者に届くのか、何が出来るのか、何をしていきたいか、それを一緒に考えられる仲間や、
まだまだ何がしたいか、何が自分には出来るか分からないけれど、何かしてみたいと思っている方も、
互いのグリーフも含めて大切にし合える仲間に出会えたらと思い、若者のグリーフサポートと場づくりを学ぶ連続講座(若グリ)を開催することになりました。
大切な人を亡くした若者や、生きづらさやしんどさを抱えている若者のサポートに必要な知識とあり方、場づくりを学び合える講座となっています。
みなさまのご参加をお待ちしております。
〔日時・プログラム〕
・第1講 9/26(日) 9:30~12:30
グリーフの基礎と若者へのサポート
・第2講 10/10(日) 9:30~12:30
自分も他者も大切にするセルフケア
・第3講 10/24(日) 9:30~12:30
自他の物語を分かち合える場づくり
・第4講 11/7 (日) 9:30~12:30
悩みや望みに向き合う当事者ミーティング
・第5講 11/23(火) 9:30~12:30
個人・団体・社会が若者を支えるために必要なこと
〔場所〕
オンライン開催(zoomを使用)
*お申込みいただいた方へURLをお送りします
〔対象〕
京都で若者のグリーフサポートの活動に関わりたい方
若者のグリーフサポートと場づくりに興味のある方
*特に10代・20代の方の参加をお待ちしています。
このような方にオススメです。
☑ 親やきょうだいなど、身近な人を死別で亡くした若者のサポートに関心のある方
☑ 死別以外にも喪失(大切なひとやものをうしなった)経験をした若者のサポートを学びたい方
☑ グリーフを抱える自分自身も他者も大事にできる場づくりを学びたい方
☑ 若いときに大切な存在をなくす経験をし、役立てたいと思っている方
☑ 同じような喪失の経験があり、何かしたいけど、どうしたら良いか迷っている方
〔参加費〕
京都で活動可能な方 無料
上記以外の方 33,000円
*学生等、経済的にしんどい方はご相談ください。
〔講師・ファシリテーター〕
- ファシリテーター 尾角 光美 一般社団法人 リヴオン 代表
19 歳で母を自殺により亡くし、あしなが育英会の活動を通じて国内外の遺児のグリーフケアに携わる。2009 年にリヴオンを設立。 社会のレベルで、また、一人ひとりが担えるグリーフサポートを広めることを大切に、現場でファシリテーターも務めている。著書に『なくしたものとつながる生き方』(サンマーク出版) 、バース大学大学院社会政策学博士課程在籍。
- 第 1 講ゲスト講師 佐藤 まどか 社会福祉士、公認心理師 カウンセリングスペース リヴ顧問
「親の自死を語る会」を 2002 年より続けてきた。小学校から高校までの学校でスクールソーシャルワーカーを務めている。第 1 講では「若者のグリーフ」について現場の声を届けてくださいます。
- 第 5 講ゲスト講師 鴨崎 貴泰 一般社団法人 リヴオン理事 日本ファンドレイジング協会常務理事
社会課題の解決と、寄付の仕組みづくりを専門とする。第 5 講では NPO や民間団体が社会の中で実現したいことを形にするために必要なエッセンス(ファンドレイジング、共感してもらう中で支援の輪を広げていくこと)について、聞かせていただきます。
〔お申込み・受付定員・スケジュール〕
こちらのフォームよりお申込み下さい。
- 8/1(日)~8/15(日) ≪先行受付≫京都で若者のグリーフサポートの活動が可能な方
- 8/16(月)~ 一般受付開始
- 9/12(日) 受付締切 (定員に達した場合はその時点で受付を終了いたします)
〔お問い合わせ〕
一般社団法人リヴオン 事務局
メール info@live-on.me
〔一般社団法人リヴオンについて〕
2009年に「グリーフケア・サポートが当たり前にある社会の実現」を目指して設立。全国の自治体、学校、医療機関、寺院などでの講演や研修を行ってきた。母の日が母親をなくした子がはじめた日である原点を届ける「母の日プロジェクト」、身近な人や大切なものをなくした若者の「つどいば」、グリーフについて誰もが学べる「いのちの学校」、自殺予防教育「いのちの授業」など全国で活動を行ってきた。現在は、真宗大谷派の僧侶養成の教育カリキュラム開発にも携わっている。
一般社団法人リヴオン – グリーフから希望を (live-on.me)
〔つどいばについて〕
親やきょうだい、友人など自分にとって大切な人を病気・自殺・事故などで亡くした若者を対象にした「大切な人を亡くした若者のつどいば」、身近な人や、大切にしてきたもの、あたりまえの日常をなくしたことや、生きづらさ、しんどさを抱えている若者を対象にした「ほっとつどいば京都」(京都府補助事業)を毎月開催しています。
「つどいば」ではそれぞれの喪失体験などを互いに聴き合う時間や、今抱えている悩みや課題を共有し、みんなでアイデアを出し合う当事者ミーティングを中心に行っています。
つどいば アーカイブ – 一般社団法人リヴオン (live-on.me)