「つどいばスタッフ研修会@4回目」レポート

こんにちは。

10月のリヴオンつどいばスタッフ研修会に参加させていただきました、そうたです。

今回はこの研修会の最終回について報告させていただきます。

 

10月某日秋にしては暖かな曇りの日に研修会は開催されました。会場は京町家ちおん舎さん。メンバーの中でも話していたのですが、厳かでありながら落ち着いた、とても良い雰囲気の場所で私たちの約半年に及んだ研修の最終回は始まりました。

 

まず、いつものようにチェックインから始まりました。今回のチェックインのテーマは今の心身の調子を身体(ポーズ)で表すと?ということで、メンバーそれぞれが自身の調子を思い思いのポーズで表現し、それをメンバー全員で真似してみました。そしてなぜそのポーズにしたのか、今日の意気込みについて一人ひとりが語っていきました。

チェックインが終わったのち、今回の研修の目的を共有しました。今回の研修の目的は、今までの研修を振り返りつつ、リヴオンやつどいばのことを、より具体的にもっと知ること、そして私たちスタッフが今後どのようにつどいばやリヴオンに関わっていくのかの、具体的なイメージを描くこと、そして研修の締めくくりとして今までの学びやこれからについて発表し、研修が終わることを祝うことでした。

 

最初のワークはこれまでの振り返りとして今までの研修を振り返り、自分にとってもっと学んでみたいこと、大事だと思ったこと、そして印象に残っている瞬間や言葉についてグループになって共有し、話し合うことでした。

 

各々が自分にとって印象深いことやキーワードについて、付箋に書きながら模造紙に挙げていき、そういうワークもやったね、それも大事なことだよね、とお互いの話を聴きながらこれまでにやったことや大切なことを再確認していきました。私は7月の研修会で行った「互いに聴き合う時間」が印象的だったのでそのことを中心に話していましたが、対面に座った研修生の方は、言葉を使わない表現のワークについて話されていて、どちらも大切なワークだねという認識を再確認することができました。

 

 

そして次につどいばの運営や、リヴオンについてのお話を聴きました。クイズを交えながら、つどいばを運営するにあたっての準備やつどいば、そしてリヴオンに関わる方々について教えていただきました。

研修会ではつどいば当日のファシリテーションやワークについて学んできましたが、当日を迎えるまでにファシリテーターや参加者を支える縁の下の力持ちのような大切な役割があること、研修会に参加しているメンバーに加え、理事の方々や支援者や寄付者のみなさんなど、多くの方々がリヴオンやこのつどいばの取り組みを支えてくださっていることで私たちの取り組みが成立していることを改めて実感いたしました。

そしてお話をお聞きしたうえでリヴオンやつどいばについての疑問やこれからのことについて、「リヴオンさん」(団体を擬人化したもの)に尋ねる形で質問いたしました。ごっちゃんさん、かおりさん、あゆみさん、てるみんに回答をしていただきました。

 

特に印象的だった質問が「リヴオンさんが23歳、33歳になる、10年後、20年後どうなっていたいですか?」という質問でした。どなたもそれぞれ話されることは違っていましたが、それぞれの未来がグリーフケアやサポートが当たり前にある社会というところにつながっており、私もみなさんの描く未来を実現する力となれたらと感じました。

 

またリヴオンのロゴについての質問もあり、ここで初めてリヴオンのロゴが作られる経緯やロゴに込められた願いについてお聞きしました。ロゴを構成する様々なモチーフがリヴオンにとって大切な要素を表現しており、リヴオンのこれまでとこれからを表していることを知り、このロゴにも親しみを感じました。

 

そして休憩をはさんで、これまでの研修を通して得られた「収穫(ハーベスト)とこれから」の発表会を行いました。表現のやり方は人それぞれ、話すこともそれぞれ少しずつ違ってはいましたが、「グリーフケアが必要なときに伝えられるような仕組みをつくっていきたい」、「グリーフケアを当たり前にしていきたい」、「多くの人にグリーフケアについて伝えたい」という言葉が発表会の中で湧きおこっていました。

私が特に印象的だったのが「グリーフケアについてもっと早く知りたかった」「こんな気持ちがあってもいいんだと感じた」という言葉でした。大切なものをなくしたとき、その時の感情を「乗り越えよう」と考える人は少なくないと思います。しかし、そのようなときにその気持ちを抱えてもいいんだよ、乗り越えなくてもいいんだよと言ってくれて、寄り添ってくれる、そんな安らぎを感じる居場所はとても大事な、そして欠かせない場所であるように感じています。もっとこのつどいばの活動やグリーフケア、サポートの取り組みを広めていきたい、知ってもらいたいという思いをこの発表会を通して強く感じました。

そして最後に、今、ここに置いておきたい言葉とともにリボンカットのクロージングを行いました。それぞれがこれまでの研修会を通して感じたことや感謝を伝えてはさみでリボンを切っていきました。最後の研修会といこともあり、涙ぐみながら言葉を紡がれる様子を見て、私の涙腺もつい緩んでしまっていることを感じました。このリボンカットは私の人生初めてのリボンカットでしたが、忘れられないリボンカットになりました。切ったリボンは名札に結んで、以降この名札を付けるときに、今日のこと、そして今までの研修会を思いだしていきたいと思います。