リヴオン初 グリーフケアの教科書ができました!

2023年7月、リヴオン初となるグリーフケア基礎講座の教科書が誕生しました!

この教科書は、グリーフについて全く学んだことがない人にとっても、また、既に学ばれた方がさらにアップデートしたり、深めたりするのにも、イチオシの一冊です。

オンラインでいつでもどこでもグリーフに関するいろはを学べる講座「グリーフケア基礎講座オンデマンド」用の教科書でもありますが、教科書単体で学べるように仕立ててあります。

▼「グリーフケア基礎講座オンデマンド」の詳細はこちら

しかし、制作をすすめるうちに「動画をみるのがしんどいという人もいるかも。このテキストだけでも、グリーフのことを学べる内容にしたいね。」という話が持ちあがりました。そのため、この1冊を持っていれば、グリーフの基礎知識(リヴオン版)を網羅的に学べる内容になっています。

 

このテキストには「自分の喪失も、誰かの喪失も、大切にする学び」という副題をつけています。グリーフケアの学びというと、「支援職的な立場の人が、グリーフを抱えている人を助けるために学ぶもの」というイメージが先行しがちです。

しかし、たまたま今誰かを支えられる状況にある人も、何らかの形でグリーフを経験しているかもしれませんし、この先にグリーフに直面することになるかもしれません。リヴオンでは、支援する・支援されるといった垣根をこえ、皆が「グリーフを抱える(また、未来に抱えるかもしれない)ひとりの存在」として、水平的な立場で学びあうことを大切にしています。

そのためこの教科書では、どのような立場の方でも学びやすいよう、内容や表現にできる限り気を配ってつくりました。テキストのデザインも、リヴオン専属デザイナーのあっきぃこと坂上彰啓さんが、やさしく包みこむような雰囲気に仕立ててくださいました。表紙絵は、リヴオンのウェブサイトのイラストを担当してくださっている、藤井智子さんです。

本テキストは、以下の1~5講で構成されています。

第1講 失うことから生まれるもの
第2講 グリーフの多様性とプロセス
第3講 自他を大切にするセルフケア
第4講 グリーフワークの学び
第5講 個人と社会のグリーフサポート

本文中には、グラフィックファシリテーション(見える化して伝わりやすくする技術)のプロであるみーさんこと平元美沙緒さんのイラストを随所に織りこみ、内容がより理解しやすくなるよう工夫しています。

 

また、文面での学びだけでなく、講の中にいくつかワークを入れこみ、自身の経験や考えをもとにしながら学びを進めていけることもこのテキストの特長です。自分ひとりでも取り組みやすいよう、各ワークの箇所には手順の解説や、写真使ったイメージなども載せています。(巻末にはワークシートも収録しています)

 

総ページ数は160ページを超えますが、なるだけ多くの方に手にとっていだけるよう値段は3,500円(税込)と可能な限り、廉価におさえました。

「グリーフケア基礎講座オンデマンド」を受講していない方でもご購入いただけますので、お手元にぜひ1冊いかがでしょうか?

 

皆さまが自他のグリーフを大切にする学びのお共に、傍らに置いていただければ幸いです。

ご購入は、リヴオンの書籍購入フォームより受け付けています。皆さまからのご注文を心からお待ちしています◎ ※1冊または2冊の場合送料、エクスパック代370円程度がかかります。

 

筆者:ファシリテーター 野田 芳樹