【告知】僧侶のためのグリーフケア連続講座in広島

広島で初めての「僧侶のためのグリーフケア連続講座」の開講が決まりました!

この講座は全6講+特別講の連続講座となっており、グリーフについての知識や情報などの座学的な学びをはじめ、豊富なワーク(体験学習)によって体感的にグリーフのことを理解し、受講生の仲間たちと共に学び合う時間も取り入れた総合的な内容になっています。そして、ゲストとして長らくグリーフケア・サポートに携わってきた僧侶をゲストとして迎え、実践的な事例を学び、自分で取り組める方法を模索していきます。

これまで名古屋、東京(1,2期)、北海道、静岡、福岡、大阪で開講してきた同講座の卒業生は300名を超え、グリーフの学びを経た僧侶や寺族たちが、葬儀や仏事の現場を「グリーフを表現したり、大切にできる時間」になるよう、その場にいる人たちが自分なりに失ったことを大切にできるように、全国で実践を行っています。

また、この講座は2023年にスタートした「グリーフケア基礎講座 オンデマンド」の内容や、真宗大谷派と共に開発を続けてきた僧侶に向けたグリーフの学習についてのプログラムも踏まえ、さらに充実した内容で開催となります。

現在、ご遺族とのやりとりの中で悩まれている方。
ご遺族にとってよりやさしい儀礼や葬儀などを考えたいという方。
すでに行っているサポートをさらにブラッシュアップしたい方。
「僧侶のための」とありますが、坊守・寺庭婦人という立場の方もご参加いただけますので、ぜひお申込みいただければと思います。

講座の開講に先立ち、講座の概要と、講座のエッセンスを体験できるプレ講座を開くこととなりました。「僧侶のためのグリーフケア連続講座 in 広島」のご受講を検討される方は以下の詳細をご一読のうえ、まずはぜひプレ講座にご参加ください。

こんな方におすすめ

☑ 「グリーフケア」について学びたいと思ってる方(まったく知らなくてもOK)

☑ご遺族との関わり方に悩んでいる方、または対話以外のサポートの方法を学びたい方

☑ 「求められている弔いの場」を考え、法務や儀礼、布教の場でできるサポートを学びたい方

☑ お寺での「分かち合いの会・遺族会」などの開催を考えている方

開催概要

日程

2024年5月21日(火)~2025年2月6日(木)までの全7講

※詳細は下記「日程とプログラム」をご覧ください

会場

妙慶院 清岸寺(※1講のみ超覚寺)

※受講生に詳細をお伝えします

対象

僧侶を含む寺院関係者であればどなたでも

※僧籍の有無は問いません。

定員

20名程度

※定員を超える申し込みがあった場合は、先着順とさせていただきます。

受講料

110,000円(税込み)

※分割払いのご相談もお受けします
※経済的にしんどい方はご相談ください

プレ講座 概要

日程

2024年4月25日(木)
13:00~17:00

会場

妙慶院 清岸寺

※受講生に詳細をご連絡します

対象

本講座の対象者に準ずる

受講料

3,300円(税込)

 

 

 

日程とプログラム

会場 日時 内容
1 憶西院 超覚寺 5月21日(火)10:00~17:00 グリーフの基礎
2 妙慶院 清岸寺 6月18日(火)10:00~17:00 自分自身を知る時間 
3 妙慶院 清岸寺 7月23日(火)10:00~17:00 お寺×グリーフサポート その1
ゲスト:渡邉 元浄(正蓮寺住職)
4 妙慶院 清岸寺 9月10日(火)10:00~17:00 お寺×グリーフサポート その2
ゲスト:酒井 義一(存明寺住職)
5 妙慶院 清岸寺 10月3日(木)10:00~17:00 「聴く力」と対話を学ぶ
6 妙慶院 清岸寺 12月3日(火)10:00~17:00 お寺で生み出すグリーフサポート
妙慶院 清岸寺 2025年2月6日(木) お寺からつながるグリーフサポート

※ 特別講は受講生全員で企画を行うため時間は未定となります。これまでの開催では夕方ごろから夜にかけての開催が多い傾向にあります。

よくあるご質問

・現在「僧侶」という立場ではないのですが参加することができますか?

基本的には大丈夫です。寺院関係者、宗教者など、それらに準ずる方であればご参加いただけます。
また、これまでにも坊守・寺庭婦人の方にも多くご参加いただいています。もし不安な方は一度お問合せください。

 

・欠席をした場合、その講は学べないのでしょうか?

各回は記録用に動画を撮影していますので、そちらを共有させていただきます。
ただし、少人数でのワークの内容は、個人の喪失経験やプライバシーへの配慮として共有されない場合がありますのでご了承ください。

 

・グリーフケアについて初めて学ぶのですが大丈夫ですか?

はい。「グリーフという言葉の説明を初めて聞く」という方でも受講いただける内容になっています。

 

特別講師の紹介

渡邉 元浄(わたなべ げんじょう)

真宗大谷派 正蓮寺住職
第3講担当

21 歳で自死により父を亡くし、22 歳で住職継承。悲しみに向き合えなかった。苦しみを種に、リヴオンの同連続講座を受講。2016 年よりグリーフケアのつどい伊豆を主宰。儀礼のチカラをじ、枕経、通夜、七日参り、年忌等にグリーフケアの要素を多く取り入れている。講義で模擬枕経法要を実施。檀家の 7 割がお寺葬。

酒井 義一(さかい ぎいち)

真宗大谷派 存明寺住職
第 4 講担当

真宗大谷派 存明寺住職。2007 年より「グリーフケアのつどい」を 3 ヶ月に 1 度、開催している。
東日本大震災以降、東北に出向き、支援活動を続けてこられた。第四講では「模擬グリーフケアのつどい」を行い、いかにお寺を死別の支えとして、生きた人のために開いていくのかを学ばせてもらう。

みんなが共に学び合う場をつくるファシリテーターの紹介

尾角 光美(おかく てるみ)

一般社団法人リヴオン代表理事

2003年19歳で母を自殺により亡くし、翌年よりあしなが活動で病気、災害、テロ等による国内外の遺児らのグリーフケアに携わる。2006年の「自殺対策基本法」制定を機に全国の自治体、寺院、学校での講演、研修で講師を務めるようになる。2009年リヴオンを立ち上げ、母の日プロジェクト、遺児支援など活動をはじめる。2016年より日本財団国際フェローシップのフェロー5期生に選出され、2018年英国ヨーク大学大学院にて国際比較社会政策学修士号を取得。現在はバース大学 死と社会研究センター博士候補生。近著に『なくしたものとつながる生き方』(サンマーク出版)。自分が受けたサポートがこの世の中に当たり前にあるようにと「恩送り」を大事にしている。

五藤 広海(ごとう ひろみ)

一般社団法人リヴオン 常務理事
浄土真宗本願寺派 光蓮寺 副住職

1986年岐阜県生まれ。2009年から生家である「光蓮寺」の僧侶として勤め、2016年よりリヴオンのファシリテーターとして「いのちの学校」「僧侶のためのグリーフケア連続講座」などの場作りに関わる。2021年常務理事に就任。
自分自身の離婚経験を通して「グリーフについての知識を持つ」ということが、自分自身のしんどさを整理し抱えやすくするだけでなく、他者との関わり方を学ぶために必要なことであると実感する。
どのような世代の方にもやさしくグリーフについて学んでいただきたいと願いわかりやすいお話を心がけてお伝えしています。

発起人・世話人の紹介

唐溪 悦子(からたに えつこ)

浄土真宗本願寺派 西光寺 僧侶

1992 年生まれ。島根と兵庫の 2 拠点暮らし、0 歳児子育て中。「つくるをともにつくる」をコンセプトに企画・運営を行う株式会社ここにあるに所属。
離婚の経験を経て「優しさ」とはなにかを模索する中でグリーフケアに出会い、お寺でグリーフケアの WS などを行う

藤井 大樹(ふじい ひろき)

浄土真宗本願寺派教雲寺住職

1984 年広島の教雲寺に生まれる。関西外国語大学卒。営業職時代の挫折や身近な人との死別、自身や大切な人の抱える困難を契機に、仏教の説く「苦」や「不条理」に焦点をあてながら僧侶となる。
「みんな何かを背負いながら生きている」ことを大切にしながら、傾聴活動や配信業務などの分野に挑戦中。音楽療法カウンセラー。

チラシ