いのちの学校とは

大切な人を亡くした時…。心の中でどんなことが起こっているか、あなたは知っていますか?
こんがらがった気持ちをほぐしたり今を生きていくための手がかりを探ったりする。そんな時間になればと願っています。

概要

いのちの学校は、大切な人をなくした自分自身や他者を大事にするために必要な「グリーフケア」を学ぶことが出来る、ワークショップ形式の全12回連続講座です。

プログラム

I.グリーフを学ぶ
第1講 「失うこと」について学ぶ
第2講 イロイロな感情
第3講 トラウマについて学ぶ

II.自分自身を大切にする
第4講 「私をしらない私」を知る
第5講 身体とつながるヨガ
第6講 自分自身を大切にする

III.グリーフを表現する
第7講 亡くしたことを想う
第8講 アート通じて表現する
第9講 「思い出の場所」詩

IV.これから生きる
第10講 お坊さんと死について考える
第11講 日常でできるグリーフワーク
第12講 未来ビジョン

時間

2時間半

対象

グリーフケアを学びたいすべての方。これまで病気、災害、自殺、事故などにより大切な人を亡くした方や、医療者、葬儀業従事者、宗教者などにご参加いただいています。

参加費

2,000円(各講座ごとに)
経済的にしんどい方はご相談ください。

お申込

事前申込は必要ありません。当日会場に直接いらしてください。
途中回からの参加や一回のみの参加も歓迎いたします。

お問合わせ先

リヴオン事務局
Tel 03-6806-7180 (月・火 10-15時/金 10-17時)
メール info@live-on.me

いのちの学校で大事にしていること

「学び合い」の場です
「みんなが先生、みんなが生徒」。双方向に学び合うことを大切にしています。

いつ来ても、大丈夫です
12回の連続講座という形にしていますが、連続でなくても、途中からでも、興味のあるテーマ だけでも、参加は自由です。

この場に唯一の「正解」はありません
書き込み式の資料を使用していますが、回収やチェックはしません。ただひとつの「正しい答え」 もこちらでは用意していません。「自分なりの答え」を探るための時間になればと願っています。

やってもいい、やらなくてもいいです
講座中には「書いてみてください」「やってみてください」「シェアしましょう」と投げかける ことがありますが、決して強制ではありません。パスもOKです。

それぞれの感じ方・考え方を「ままに」
自分の身体や心の反応の「ままに」を大切にします。講座中にトイレに行っても、休んでも、 泣いても、だいじょうぶです。またここで出てきた発言もその「ままに」。感じ方や考え方の 比較、評価、批判はしません。

「私」と「あなた」を尊重します
普段の立場や関係性を脇に置いて、フラット(水平的)な関係を大事にしています。そして、こ こで話されたことはここに置いて帰ります。個人的な体験を誰かがわかる形で外に出しません。

大切に聴き合うみんなの時間です
人の発言は遮らず、大切に聴きます。携帯の着信音も切っておきます。話をする時も独り占めに ならないように、「みんなの時間」として大切にしていきます。

安心した学び合いの場をつくるために みなさんと共有できればと願っています

参加者の声

ふだんの生活では出会わない方とお話ができたこと、亡くした人たちのことをずっと考えていられる時間がぜいたくでした。亡くして悲しいと思える人がいたのはやっぱり幸せだと思えた。それと同時に自分の中にまだおりあいがつけられない気持ちがあることも分かった。
~第2講「イロイロな感情」感想~

人のグリーフを聞くことで、とても心があたたかくなりました。 人に自分のもやもやしている気持ちを詩にしてもらったことがとても嬉しかったです。
詩を書くなんてできるか心配だったけど、純粋に自分の心で感じたことをそのまま言葉にするだけで良いんだなと感じました。 いつも理論で考えてしまうので、とても良い刺激になりました。
~第9講「思い出の場所詩」感想~

1年間、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。 気付きのある学校でした。 人は必ず死ぬし、死んだ方と出会わない方もいないので、このような学びは小学校教育や中学校教育でもすべきと思います。
~第12講「未来ビジョン」感想~