【報告】9/3 いのちの授業 講師養成研修第3回

東京都立川市で女性の心と体をゆるめるセラピストをしています。
菅原あずさことあずちゃんです。

9/3はいのちの授業の対面研修1日目でした。
今まで全国各地からオンラインで共に学んできた仲間
そしてリヴオンのみなさんとはじめて対面で集まる日でした。
緊張しながらも見慣れた顔がリアルで集まることに嬉しく感じました。

会場は荒川区にある泊船軒。とても素敵なお寺でした。
私が会場に入ってると、オンラインと変わらないみなさんがいて
もうすでに温かいエネルギーが流れているのに不思議で
どこか懐かしいような心地よさを感じました。

今回の研修の進行やサポートをして下さったのは
てるみん、アンディ、ともさん、ごっちゃん、杏さん、ちーちゃんでした。

最初はみんなで輪になって隣に座った人と2人組になり、
今日ここまでどんな気持ちで過ごしていたか
どうしていのちの授業の講師養成を受けようと思ったのかを
お互いにシェアし合いました。
和やかな雰囲気で、自分のことを話したり相手のお話を聞いて少し緊張がほぐれました

そして、グループに分かれてワークを行いました。
どんなワークをするのか緊張しながら説明を聞いていると、
「袋の中に何かがいくつか入っています!
その袋の中身を何がいくつ入っているかグループで当ててください
袋の中身は見てはいけません。手だけで何かを当ててください!」
と言われ、拍子抜け。
何の意図があってこのゲームをするのだろうとすぐジャッジが入りそうですが、
このワークがとても盛り上がりました!!

アンディの無邪気な笑顔と
ともさんが各グループの回答を見ながら
ニヤニヤ笑いながら回っていらっしゃるのが印象的でした。

それぞれ制限時間内に力を合わせて必死に当てていく大人たち。
手の感覚と仲間の発言を頼りに
答えを見つけていきました。
下の写真が私たちのグループのメモです。
ご祝儀袋をカリンバ(弾いて音を出す楽器)と書き爆笑。
私がカリンバと言いました笑

実際は18個も入っていました!!
気づかなかった物もたくさん入っていて驚き、盛り上がりました。
いまだにこのワークを思い出すとニヤつきが止まりません。

このワークの目的です。
以下、アンディのお言葉。

ようやくのリアルの場。
わくわくする2日間の始まりと、身体性を伴う関係の始まり。
「それぞれの手触りを擦り合わせる」という体験の持つ比喩。
いのちの授業で同じ言葉を使う時にもそれぞれの手触りは違うし、
その手触りをすり合わせる時のグラウンドルールとして
どんなものがあると良いだろうと考えていく導入。

私は、2日間の対面研修を受講し終わってからも
思い出す度に、なるほどと大きく頷くワークになるのでした。

その後、同じグループで元々用意していただいたグランドルールを眺めながら、
追加したいこと、変更したいことを話し合いました。

私たちのグループは、てるみんのアドバイスもいただき
「自分の力の100%は出すけど100点じゃなくていい」
「他人と比べない」
などを追加しました。

そして、もう一つのワークはグリーフワークを行いました。
折り紙を使って、喪失を感じた出来事や亡くした人を
思いながらハートを作るワークでした。
15分間でみんな真剣に集中してそれぞれのハートを作りました。
4人グループに分かれてシェアをしたのですが、
それぞれに込められた想いが画用紙一枚に込められていて、
私は感極まって思わず涙が止まりませんでした。

グリーフワークをしてすごくスッキリした人もいれば、
作業をしているだけで気持ちがこもらなかったとシェアしてくださった方もいて。
てるみんの、
「グリーフワークをしたら楽になるわけではなくて、
ここまで向き合えたなと気づくことがこのグリーフワークです。」
という言葉に、
それぞれの感じ方があっていいし、
今の自分の状態を知ることを大切にしたいなと感じました。

そして、今回の受講生たちの山場①。
自己紹介パートの5分間の実践

短期間での作り込みや落とし込みをしながら手探りで実践する。
自分の力の100%は出すけど、
完璧は目指さなくていいというグランドルールを思い出し
本番に挑むことができました。
とはいえ、私はめちゃくちゃ緊張して早口になってしまったり、
内容を詰め込みすぎたなと反省。
シンプルかつ伝わるように、今後改善し、削ぎ落としていきたいと思います。

聴く側のフィードバックがとてもあたたかく、
相手を褒めるだけでなく、真剣にフィードバックをする姿勢に胸が熱くなりました。
自分だけじゃなくて、他の方のフィードバックもとても参考になりました。

本番では、大勢の子どもたちに向けて話をするのを意識しながら、
身振り手振りや目線や話し方のスピード、
声のトーンなども細かくグループでフィードバックをし合いました

そして、リヴオンが大切にしている言葉の表現も丁寧に教えていただきました。
この使い方の方が伝わる
この表現は配慮がもう少し必要
など、聞いてくださったみなさんからのフィードバックで
自分が無意識にまだまだジャッジをしていることにも気づかされ
本当にありがたいフィードバックでした。

自己紹介でガチガチに緊張した後はセルフケアの時間。
私が担当させていただきました。
少しだけご紹介すると、「ライオンあくび」というセルフケアです。
ゆったりと呼吸をしたまま
「あくび」のような口の開け方をして
口をゆっくり閉じる
たったこれだけです。

今回は、私の誘導に合わせて
超ショートバージョンをみなさんにやっていただきましたが、
少しゆるんでみなさんスッキリしたでしょうか。
寝ても座っても立ちながらでもできる簡単なセルフケアです。
是非日常生活でも行ってみてください。

みなさんからは、
「セルフケアの時間があったから、その後リラックスして実技ができました!」
「寝てしまいそうでした。緊張がゆるまり、後半頑張れました。」
「気持ちよくてめっちゃリラックスしました!」
など言っていただき、勇気を出して手を挙げてみなさんのお役に立てて良かった〜と思いました。

そして今回の山場②
15分間のいのちの授業の実践
ここが私たち受講生の1番緊張した部分です。

実際の授業を想定して、パワーポイントを使用しながら順番に発表し、
まずは自分に対してのフィードバック
次に、仲間からのフィードバック
リヴオンのみなさんからのフィードバックをいただき
自己紹介でのフィードバックしていただいたことも
踏まえながらブラッシュアップしていく作業を行いました。
同じスライドを使っての発表なのに一人一人違う授業を聴いているようでした。

お昼から暗くなるまでワークや実践を行ったので
緊張しっぱなしで正直疲れましたが
たくさんの学びがあり対面ならではの緊張感や心地よさ
みんなのエネルギーのあたたかさを感じることができて
不思議な感覚でした。

研修を振り返って感じたことは
私自身もこの研修を通して
グリーフケアをさせていただいたということです。
そして、子どもたちや保護者、先生たちに向けて
いのちの授業をさせていただくことの大切さ
お伝えする側の在り方も学ばせていただき
背筋が伸びる思いで研修を終えました。

ありがとうございました。

また最後までお読みいただき
ありがとうございました。