おかげさまで、定員を超える多くの応募を賜りました。ありがとうございます。
たとえ、生きづらさを抱えたとしても、子どもも大人も生き続けられる社会を一緒につくりませんか?
こんにちは、一般社団法人リヴオンです。私たちは「いのちの授業」を設立当初2009年から約200校、何万人もの子どもたちに届けてきました。日本の子どもの亡くなる理由の一位が「自殺」である今、これまで以上に「いのちの授業」を届けていく必要性を感じています。北海道、東北、関東、首都圏、北陸、東海、関西、中国・四国、九州・沖縄、それぞれの地域、どこでも学べるように、15名の講師を育成し、出前授業を子どもたちに届けていけるようにしたいと思います。私たちと一緒に全国に「いのちの授業」を広げていきませんか。
このページでは募集要項と共に「いのちの授業」について、また、講師に対して望んでいることをご説明しています。
リヴオンの「いのちの授業」って?
「死から学ぶいのち」ということに重きをおきながら、身近に経験する「死」とどのように向き合っていくのか「グリーフ」の視点から学びを届けます。そして、子どもの亡くなる理由の一位が「自殺」であることをふまえ、自分自身の「いのち」が苦しいときに、生きづらさを抱えたときにどうしたらよいのか「セルフケア=自分自身を大切にすること」を具体的に学んでいきます。ここでは、一枚でいのちの授業の全体像を表したものと子どもたちの感想をご紹介しておきます。


「いのちの授業」の講師の役割
①安心、安全を感じられる場を届ける
「いのち」や「こころ」に関わる学びは繊細な一面があります。誰にどう思われるか、周りのジャッジをなるべく気にせず、子どもたちが安心して自分の「まま」を感じられるように、安心・安全な場をつくります。
②「いのち=生+死」を大切に伝える
死は人が生きていく中で出会ういのちの自然な体験の一部です。死や自殺に対する偏見をほどき、子どもたちが考えやすいように学びを手渡していきます。一方的に「知識」を伝える授業ではなく、「考える」ための手がかり、問いを投げかけます。
③ 講師自らがセルフケアを大事に意識する
講師が「自分を大切にする」ことにどのように向き合っているか、ということはいのちの授業で伝えていることにつながっていきます。それは「自分を大切にできている=正解」ということではなく、たとえば自分を大切にすることは苦手だとしても、価値観として「セルフケア」を共有していけるよう、講師の人には、自分ごととして捉えてもらえればと願っています。
どんな人たちと共に「いのちの授業」を届けたいか
私たちはこんな人たちとともに「いのちの授業」を広め、届けたいと思っています。
● 子どもたちに「死」を含めた「いのち」の学びを届けたいと思っている
● 生きづらさをなくそう、取り除こうとするのではなく、それがあったとしても生きていけるような学びを届けていきたいと考えている
● 自分も生きていて苦しい体験やをしんどさを抱えたことがあり、今、生きづらさを抱えている人の力になりたいと思っている
まずは説明会だけでも、来ていただき、詳しく知っていただけたら嬉しいです。
全国のみなさまからのご応募お待ちしております!
募集要項
活動内容:
▶「いのちの授業」の講師
活動場所:
「いのちの授業」を開催する全国の学校
※現在は、行政との協働を行っている埼玉県、京都府、岡山県の学校に呼ばれることが多いですが、このエリアに限らず他の地域からも個別の依頼があります
活動時間の目安:
【現場での活動】 平日、学校滞在時間は2時間程度(いのちの授業は1コマ45~50分、挨拶、準備、片付け等)
※日中の場合が多いですが、稀に夜の場合もあります(夜間の高校や、大学など)
※上記以外に学校までの移動時間が必要となります
【準備】 使用する資料の確認、リハーサルなど (目安:初期は2〜3日程度、人によって異なります)
【事務】 担当する授業の調整、報告書の作成など (目安:1授業に対し30分程度)
【振返りmtg】実施した授業の振り返りを伴走者と実施。(目安:授業後30分程度)
【リヴオン全体のmtg】月に1回2時間程度。自分たちが実施した授業の報告や課題の共有、つながりを育む
活動期間:
2024年8月~9月 講師養成研修
2024年10月以降 伴走サポートを受けながらの講演実践
※年度ごとに契約更新についての面談を行います
必須条件:
・オンライン環境あり(オンライン研修、運営のためのミーティングや、いのちの授業のオンライン開催の可能性もあるため)
・生きづらさを抱えた経験や身近な人の死別を経験している方
・18歳以上(20~30代大歓迎)
・なるべく長期的に講師を務められる方
・研修費用を負担いただき、次の日程の研修に参加できること(詳細は「採用の流れ」を参照)
オンライン研修:8月9日(金)、8月26日(月)、9月12日(木)
※時間はいずれも13:00-16:00
対面研修(開催地:都内):9月3日(火)、9月4日(水)
報酬・交通費:
報酬目安 11,000円(税込)/1授業(授業の準備、当日授業実施、振返り含め)
※講師デビュー後、伴走者によるフォローアップ中は上記金額の半分となります
伴走者なしで講師を務められる段階に達し次第、上記の金額となります
※交通費支給あり(自宅から学校までの実費)
募集人数:
15名程度
募集〆切:
2024年7月21日(日)17時 締切
採用の流れ:
1. 講師募集オンライン説明会に参加
2024年7月1日(月)13時〜14時(※1)
→ご応募を検討される方は以下のアーカイブ動画をご覧ください
動画URL:https://youtu.be/VYw3vwusu6o
↓
2. お申込みフォームで応募
(詳細はフォーム内をご覧ください)
いのちの授業 体験会 動画の視聴、感想記入
課題として「あなた自身のことについてお聞かせください(1000字)」
「動画(5分程度)を作成」というものがあります(※2)
↓
3. 選考結果通知
2024年8月2日(金)メールにてご連絡
↓
4. 研修参加(※3)
講師養成研修@オンライン
2024年8月9日(金)13時〜16時
8月26日(月)13時〜16時
9月12日(木)13時〜16時
講師養成研修@対面
9月3日(火)〜4日(水)2日連続となります
↓
リヴオン講師として採用選考:実技試験と面談(※4)
↓
本採用
※1 説明会にリアルタイムで参加できない方は説明会の動画を視聴してください
※2 以下の内容について5分程度の動画を撮影してください
「いのちの授業」講師養成にエントリーしたい理由や経緯
あなたが子どもたちに伝えたいと思う「いのちの学び」
(これまでのリヴオンの「いのちの授業」を踏まえる必要はありません)
※3 研修(全5日間)にかかる費用
研修受講料:学生:2万円、社会人:3万5000円(いずれも税込)
対面研修の宿泊食費の実費(1.5〜2万円程度)食費については実費をご負担いただきます。対面研修に宿泊が必要な方はご自身での予約と、宿泊費のご負担をお願いいたします。(←追記)交通費については、ご自宅から会場までの交通費を立て替えていただき、後日リヴオンより実費支給いたします。
経済的にご不安がある方はご相談ください。
※4 面談は、一方的に審査をするためのものではなく、応募者の方とリヴオンのメンバーの双方がお互いのことを知り、一緒に活動していけるかを模索していくために行います
よくあるご質問と回答
・これまで講師の経験がありませんが、大丈夫でしょうか
→これまでの講師の経験は問いません。大勢の人へのプレゼンテーションや、ファシリテーション、子どもへ伝える経験などがない方でも、研修や練習、講師同士のサポートを経て、少しずつ経験を積んでいただけます。また、授業に使用するスライドはリヴオンが用意します。
・研修に参加できない日があります
→原則、研修のすべての日程への参加を必須としておりますが、ご事情がある場合は、お申込フォームでお知らせください。
・ 何回くらい授業を担当できますか
→いのちの授業は自治体や学校のご希望やご都合により開催が決まります。そのため、受け持っていただく回数をお約束することができません。講師が負担を感じる回数とならないよう調整します。また、受け持つ授業がない月もあります。
・授業を実施する日時は希望を出せますか
→自治体や学校と開催日を決定後、講師に希望をお聞きしますので、ご都合に合う日時の授業を受け持つことができます。
・出前授業の際に、宿泊を伴うことがありますか。その場合の報酬を教えてください
→開催場所により宿泊を伴うことがあります。宿泊にかかる費用はリヴオンが負担します。授業に対する報酬以外の日当はありません。
・授業の内容は自分で考えるのですか
→ベースとなる授業の進め方がありますので、ご自身のみで考えていただくことはありません。ただし、学校の希望や状況により、一部アレンジが必要となるケースがあります。その場合は他の講師と一緒に考えていきます。
・いのちの授業をリヴオンからの依頼ではなく自分で開催することはできますか。
→リヴオン講師として開催を希望する場合は、事前にリヴオンにご相談ください。また、個人として開催する場合でも、リヴオンが提供した資料やノウハウを使用したい場合は、事前のご相談をお願いします。
なお、今回の「いのちの授業」講師養成は、2024年4月〜5月に行ったクラウドファンディングを通して支援をいただいています。研修費用や受講生の交通費、継続的な研鑽、全国に「いのちの授業」を届ける際の運営・広報等の費用に当てさせていただいています。ご支援くださったみなさまに、改めて御礼申し上げます。