【開催報告】グリーフケア講師養成講座 第2講レポート

こんにちは。和歌山県の地域周産期医療センターの産婦人科病棟で助産師として勤務しております。(西村敦香と申します。※写真右)講座内で皆様にはあっちゃんと呼んで頂いております。よろしくお願い致します。

ブログのお話を頂き、名前の順という事でトップバッター。かなりの緊張感もありますが、感じた事・学んだ事を素直に綴ろうと思います。

 

グリーフケア講師養成講第2講のメインテーマは「グリーフの基礎<学ぶ>」

今回のこの講座を進行して下さるのはファシリテーターの尾角光美さん(てるみん)と五藤広海さん(ごっちゃん)、野田芳樹さん(杏さん)の三人です。

 

まず最初は毎回恒例の「チェックイン」と呼ばれるアイスブレイクでお互いの心身の状態を知ります。また簡単な自己紹介、今回は最近のマイブームや身近で起こったニュースを1人30秒程度で話す事により、コミュニケーションが円滑になると共に、グリーフケア講師養成講座という、その場に身を置き、日常生活とは気持ちを切り離す事に繋がり、身の引き締まる思いに切り替わります。

 

まずはホームワークの共有という事で、グラウンドルールづくりの発表を行いました。グラウンドルールとは、会議やミーティング、わかちあいの会など他者との時間を過ごす場において、あらかじめ定めておく約束の事です。今回は3グループに分かれて、講義以外の時間を利用しグループの仲間と話し合い、場を作る人の場に込めた願いや思いを表す、「大切にしたいこと」をそれぞれ考えました。

3グループそれぞれグラウンドルールに込められた思い・願いが伝わるいい時間でした。グリーフやその伝え方は唯一、絶対的な答えはなく、「みんなが先生、みんなが生徒」である。という今回のグリーフケア講師養成講座グラウンドルールにもある通り、グラウンドルールも最終的に1つのグループのものに決めるのではなく、「どのグループもいいね。講座ごとに持ち回りにしてその時その時異なるグループのグラウンドルールに従おう。」という結論に至ったのが、グリーフケア講師養成講座ならではだなと感じました。

どのグループにも共通している事もあれば、相違があったり、同じような事を表現しているようで表現の仕方がそれぞれ違ったり、それはまるでグリーフの反応やプロセスが皆違うことに似ているなと感じました。そのため比較や、良い悪いと評価しない。自他の感じ方や考え方をそのまま大切に出来る人達の集まりである事の安心感で満たされた事を覚えています。

沢山あるグラウンドルールの中でも「失敗しよう!どんどんチャレンジ失敗しよう。」の言葉がとても心に響きました。どうすれば成功できるのか?自分なりの夢をしっかりと持つことが大切であり、またその夢を叶えるためには実現に向けて行動を起こさなければなりません。しかしこの段階で躊躇し、第一歩をなかなか踏み出す事が出来なければ成功する事はありません。そこでこの言葉にあるように失敗を恐れず、チャレンジする事で、次に活かす事が出来ます。

次に実際の「講演」を体験して、観察をしてみようでは、てるみん・ごっちゃんがそれぞれグリーフケアの基礎についての講演を聞きました。

何を伝えていて、何を伝えていないのか、また言語で伝わってくる情報だけでなく、非言語の部分である声や表情・態度・間等、どのように伝えているのか、どのように伝えようとしているのかを意識して観察しました。

一緒に受講している仲間が沢山いることで、自分だけは決して気付く事が出来なかった、様々な着眼点があり、その内容を共有する事で、自分の中にも新たな気付きが生まれていく。そして新たな学びに繋がっていく事が分かりました。

助産師である、周産期の現場にいる私にしか出来ない事。私だから出来る事。

第1講で私の思いを聴き、感じ取り仲間が設定してくれた私の目標 My Goal

「赤ちゃんからおばあちゃんまで。女性の一生に寄り添う助産師。医療従事者へ。また当事者とその家族へ。」を目指して、私らしいグリーフケア講師となれるよう最後まで一生懸命取り組みたいと思いました。

 

貴重な経験をさせて頂きありがとうございます。そして最後まで失敗を繰り返しながらも本気で挑みますので、どうぞ宜しくお願い致します。