【開催報告】【東京】「お寺・仏事からつながるご縁づくり講座」vol.1

6月14日(金)築地本願寺にて「お寺・仏事からつながるご縁づくり講座」 〜グリーフサポートの現場事例を通して学ぶ〜 が開催されました。簡単にではありますが、その様子をお届けいたします。

本講座は葬儀をはじめとした、仏事の現場において、死別を経験されたご遺族にどう向き合っていくのか、グリーフサポートの学びを経た僧侶や寺族から、具体的な実践を学び、つどった方それぞれが、これからできることを考える機会として開かれました。

今回のvol.1では 【「お経だけじゃダメなんだ」からはじまったこと】 というテーマで、愛知県名古屋市にあります浄土真宗本願寺派のお寺 教西寺 のご住職夫妻 みーやさんこと三宅教道(きょうどう)さんと、ちーちゃんこと千空(ちひろ)さんを招いて、「情報提供」「お寺での葬儀」を中心にお話しいただきました。

坊守さんも一緒に葬儀の現場に出向いているというおふたりだからこその、実践的な気づきが豊富にありました。

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~今回お話しくださったお2人のプロフィール~

みーやさん:三宅 教道(みやけ きょうどう)

浄土真宗本願寺派 隨喜山 教西寺 住職。北山中学校PTA会長。武蔵野女子学院中学高校で13年間教員を務める。2010年 教西寺に戻り、2017年 住職に就任。ご遺族のグリーフケアに携わり、葬儀・法要を丁寧に行い、子どもにも分かる法話を心がける。心のやすらぎを感じていただける開かれたお寺を目指し、コーラス、影絵劇、寺子屋、ヨガ、お寺開放日(よっ寺ぁ)、朝のお掃除(テンプルモーニング)、LGBT×お寺 等様々に取り組む。未来の住職塾名古屋クラス5期生。

 

ちーちゃん:三宅 千空(みやけ ちひろ)

教西寺坊守。歌うこと、作ること好き。お寺でのコーラス、クラフトなどを通して、地域の方、ご縁のある方に、お寺を居場所のひとつと思っていただけるように。また、お寺は身近なところ、と子どもの将来に頼れる存在となれることを願って様々な活動をしています。しんどさを抱えたときに、お寺で過ごすうちにふと思いを手放せたり、整理できたり、またお寺の者に預けていただいたりできればと願っている。未来の住職塾名古屋クラス5期生。

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午後のご縁づくり講座の学びを深めるために、午前中はてるみんことリヴオン代表理事の尾角よりグリーフの基礎講座が行われました。リヴオンの講座を初受講される方にはこちらからご参加いただき、グリーフについての基礎的な知識を学んでいきました。

コンパクトな時間に盛りだくさんな内容でしたが、みなさんメモを熱心に取られて質問や感想共有も活発に行われていました。

~講座の中で出てきた感想~

  • 日々生きていくことを大切にしていくことがグリーフケアにもつながっていくことに気づいた。
  • グリーフについて学んだことで、自分もまだ揺らぎの中にいることがわかった。

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お昼休憩をはさんで、いよいよ本テーマの講座へ。まずはみーやさんとちーちゃんから自己紹介と共に、これまでの歩みの一部をお話しいただきました。

 ●ご遺族やお寺に来る人達をどうやってお迎えしたらいいんだろうと悩んでいたところに出会った学びであった

 ●今までは「こうしなくてはいけない」と思っていたことが、リヴオンと出会ったことで「きめつけなくてもいい」や「こうしたらいいんだ」とわかった

 ●セルフケアを知れたことも大きかった

 ●お寺ではこうしなきゃいけない → 快適に過ごしてもらうために

などなど講座のごくごく一部ですが、みーやさんご夫妻がリヴオンで学んだことによって気づけたこと、変化したことを共有していただきました。

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次に、ご参加者から今ご遺族と関わる中で感じている課題や悩みなどを話していただき、みーやさん、ちーちゃんにお答えいただきました。

  • 相手に話を聴くときに・・

 →自分が心地よい聴かれ方を思い出しながら、それと同じように聴く

  • どうやって関係性を築いていくのか・・

興味をもつということ。自分のこと、亡くなったひとのことに関心を持って聴いてくれる

  • どう声をかけていいか・・

 →「今すぐに伝わらなくてもいい」という思いとともに

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休憩後は具体的な実践内容の紹介がありました。おふたりが実際にやっておられることを模擬で行っていただいたり、実際に行っている内容についてそのプロセスやその意図も含めてお話しくださいました。

<模擬臨終勤行>

住職、坊守で一緒に/全員にお聴きする/「大切にメモをしています」を形に メモ帳/「法名をつけるので」だから話せること/「自分が亡くした人を大事にしてくれる」「関わってくれる」感じ

~喪の旅の伴走者として~

教西寺では臨終勤行の時からちーちゃんが一緒に伺うそうです。その時には一般参列の女性と同じように喪服で、一番後ろの席に座っているとのこと。それは立場が違う人がいることで声をかけやすい方に話がしやすいのではとの意図からそうしているとのことでした。

 

<お迎えから、葬儀、満中陰、初盆まで>

「自分が大切な人を亡くしたら、こう送ってほしい」を考えなから/「こういう人が生きていた」ことを共有する/生きている間に関係性を・・/躊躇があったり、勇気を持ったりしながら

 

惜しげなくとはまさにこのこと!と感じるほど盛りだくさんに、やってみて良かったことも課題も赤裸々にお話しくださいました。みーやさん、ちーちゃん、おふたりでいらしてお話しくださりありがとうございました。

次回のVol.2は、静岡県伊豆の国市にあります蓮のお寺 正蓮寺 から渡邉元浄さんを招いてお寺でのグリーフケアのつどいなどを主としてお話しいただきます。ご参加を心よりお待ちしております。

vol.2「葬儀や法事を表現できる場に」

2019年7月4日(木)13時〜16時半

講師 渡邉元浄 氏(真宗大谷派 正蓮寺ご住職)

場所 正徳寺  東京都品川区北品川2-9-26

対象 僧侶、寺族など(宗派問わず)

プログラム 実践事例に基づく講義、受講生によるダイアログ

受講料  13,000円(税別)/ 講

     10,000円(税別)(リヴオンの講座の過去受講者 または 学生)

※ 経済的にしんどいけれど、ご受講を希望されるという方はご相談くださいませ

お申込みはこちらのフォームよりお申込みやお問合せください。

★これまでにリヴオンの講師によるグリーフケア、サポートの講義を聞いたことがない場合は、グリーフに関する基礎講座を11時〜12時15分に行いますので、そちらを必ず、ご受講ください。